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昭和23年の戸籍法改正

現在の戸籍では、1つの戸籍には、「1つの夫婦、及びこれと氏を同じくする子」のみを記載することとされています。しかしながら、昭和23年の戸籍法改正前は、「家」を単位として戸籍の編製がなされていました。
戸籍の大改正「昭和23年改正」についてご説明します。

1. 改正事項

  1. 1つの戸籍には、「1つの夫婦、及びこれと氏を同じくする子」のみを記載するように変更となりました。
  2. 従来は、祖父母、兄弟姉妹、叔父叔母をひとつの「家」として同一の戸籍に記載していましたが、夫婦を一単位とする記載に変更となりました。
  3. 従来の「戸主欄」「前戸主欄」がなくなり、代わりに「筆頭者氏名欄」が設けられました。そして、筆頭者の死亡が新戸籍に作り替えられる原因とはならなくなりました。筆頭者が死亡しても戸籍上のすべての人が亡くならない限り戸籍は残り続けます。
  4. 同じ戸籍内の各人に共通する事項を記載するための「戸籍事項欄」が設けられました。

2. 改正対応

改正前後で、戸籍の様式や記載内容が大きく変更となったため、すべての戸籍について一斉に様式・内容を変更することは不可能でした。そのため段階を経て、既存戸籍から切り替えを行っていくこととなりました。

  1. 「従前の戸籍については、新法施行から10年を経過して改正されるまでは新法戸籍とみなす」とされました。
  2. 10年経ったあとに順次古い戸籍を新しい戸籍に作り替えたのですが、その時古い戸籍には「昭和32年法務省令第27号により昭和○年○月○日あらたに戸籍を編製したため本戸籍消除」と記載するとともに、欄外に「改製原戸籍」と表示し、新しい戸籍に作り直されたことを示しました。

3. 簡易の改正が可能であった場合の処理

  1. 一次改製【簡易改製・強制改製】
    1. 昭和33年に第一次改製がなされましたが、昭和23年から10年を経過する間に新法の基準にあてはまった場合(戸籍上の者が夫婦一組あるいは夫婦一組とその子だけになった場合など)には、実質的に変更をしなくても問題ないことから「改製」の記載だけをし「新戸籍」とみなし、変更の作業を省略しました。
    2. 変更を省略した場合には「昭和32年法務省令第27号により昭和○年○月○日○○戸籍改製」と記載が追加されました。
  2.   
  3. 二次改製【任意改製】
    1. 上記で「簡易改製」がなされた場合、戸籍の形自体は古いまま(「戸主」欄が残り続けるなど)なので、いずれは変更の必要があります。
    2. 変更事由が生じ、当該戸籍が「消除」され新たな戸籍が編製された場合は「昭和32年法務省令第27号により昭和○年○月○日あらたに戸籍を編製したため本戸籍消除」のような記載がなされました。

4. 昭和23年改製に伴う処理

  1. 昭和33年経過後の強制改製
    1. 昭和23年改製以前は、戸主の「兄弟姉妹」、「叔父叔母」、「従兄弟」、「兄弟の配偶者」、「孫」等も1つの戸籍に記載されていましたが、「1つの夫婦、及びこれと氏を同じくする子」のみを記載するように変更となったため、これらの者は10年の経過後、昭和33年の一次改製により、除籍されることとなりました。
    2. これにより除籍された者については「改製により、新戸籍編製につき昭和33年○月○日除籍」と記載がされました。
  2.   
  3. 子供の誕生による除籍
    1. 昭和23年の新法施行以後に、同じ戸籍にいる者に子供が生まれた時には、改正後の編製基準に則って新たに戸籍を編製されました。
    2. これにより除籍された者については「子の出生届昭和○年○月○日受付静岡県沼津市○町○番地に新戸籍編製につき除籍」と記載がされることとなりました。

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