沼津市で「預金・貯金」の相続手続きにお困りの方へ

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１．沼津市における「預金・貯金」の相続

（１）沼津市の金融機関の「預金・貯金」を相続する！

相続手続きにおいて、預金・貯金の相続手続きは、もっともオーソドックスなものです。
相続する財産の代表格といえば「預金・貯金」であり、相続した皆さんがやる相続手続きの典型といって良いでしょう。

ところが、意外と手続きが複雑だったり、なかなか時間がとれずに手続きが進められなかったりと、預金・貯金にお困りの方は少なくありません。

たとえば、こんなお悩みが・・・。

必要な書類（とりわけ戸籍類）を集めることができない。
預金・貯金の分配方法は決めているけれど、複数ある金融機関で手続きをしている時間がない。
銀行に問い合わせをしたら、大量の書類を渡されて、どこから手を付けてよいのか、わからない。

わたしたち「沼津市の司法書士貝原事務所」は、預金・貯金の相続手続きサポートを、相続人の方からご依頼をうけて代行しています。
この記事では、その経験をふまえて、沼津市の金融機関の「預金・貯金」相続手続きの進め方を確認していきたいと思います。

（２）沼津市外の金融機関の「預金・貯金」の相続手続き

預金・貯金の相続手続きをする際に、まずやるべきことは、相続した預貯金がある金融機関が「相続手続きをどのように処理しているか」を確認することです。

とりわけ沼津市在住の方が、沼津市外の金融機関の手続きをする際には、事前確認が重要となります。

モデルケース

沼津市にお住いのＡさん。

静岡市にお住いのお父様が亡くなり、静岡市の金融機関（静清信用金庫とみずほ銀行）の預貯金を相続することになりました。

２つの金融機関は、どちらも沼津市内に支店がありません。

金融機関によって「相続手続き」への対応は様々です。
亡くなられた方の取引状況によっても、手続きが変化してくるので、なおさら事前問合せが重要です。

事前予約すれば、どこの支店でも対応してくれる金融機関。
特定の取引があると、通帳に記載された「取引支店」のみでしか対応しない金融機関。
どこの支店でも受付はするけど、実際の手続きは「相続センター」で対応する金融機関。
すべての手続きを郵送で対応してくれる金融機関。

「じゃあ早速、銀行に電話だ！」となる前に、かんたんに預金・貯金の相続手続きの流れを確認しておきましょう。

２．「預金・貯金」の相続手続きの流れ

（１）相続手続きを４つのステップに分けて考える

相続手続きを進める際には、つぎの４つのステップを意識しましょう。

相続人の証明のための書類集めをする【戸籍の収集】
相続する預金・貯金の確認【残高証明書の取得】
相続人全員で話し合いをして、預貯金の分け方を決める。【遺産分割協議】
（相続人の印鑑証明書を集める）
預金・貯金の解約手続き【金融機関での手続き】

戸籍の収集について、詳しく知りたい方が、つぎの記事をご覧ください。
【参照記事：相続パターンごとの「相続手続きに必要な戸籍」について】

残高証明書の取得は、つぎの理由でおススメです。

相続の対象となる預金・投資信託・出資金・借入を正確に確認することができる。
後続の遺産分割協議における資料となる。
遺産分割協議書に記載する際に、正確な記載をすることができる。

ただし、取得に費用（金融機関ごとに異なるが千円程度）がかかるので、上記のようなメリットを感じない場合には省略しても良いでしょう。

（２）預貯金を承継する際に相続人同士の話合いが必要になることも

３つめのステップ「遺産分割協議」については注意が必要です。

相続した預金は「相続人全員のもの」になっています。
遺産分割協議は、遺産をわけて「相続人それぞれのもの」にするための手続きです。

協議がまとまれば「遺産分割協議書」を作成して相続人全員が実印を押印するのが本来の流れですが、預貯金の相続においては「各金融機関の相続書面」に相続人全員がハンコを押すことで代用することもできます。

ただし「遺産分割協議書」の作成を省略してしまうと、手続きをすべき金融機関が複数ある場合には、金融機関の数だけ相続人全員が「各金融機関の相続書面」にハンコを押す必要がでてきます。

手続きをすべき金融機関が複数ある場合には、遺産分割協議書を作成したほうが良いでしょう。

（３）ゆうちょ銀行での貯金の相続には注意！

預金・貯金の相続は、金融機関ごとに行うものですが、必要書類や書面への記入内容に、それほど大きな違いはありません。

ただし、例外となるのが「ゆうちょ銀行」です。
ゆうちょ銀行の相続手続きには、つぎのような特徴があります。

他の金融機関であれば、必要書類さえ用意すれば「預金取引の有無や口座番号等」については窓口で教えてくれます。
ゆうちょ銀行の場合には、預金取引の有無や内容（口座番号等）をわざわざ窓口を経由して相続センターに照会しなければなりません（回答は郵送で帰ってくるが、１～２週間くらいかかる）。
貯金事務センター経由で手続きを処理する上に、解約した貯金の他行への振込みが制限されているため、「窓口に行く」⇒「自宅に郵送で書類が送られてくる」⇒「窓口に行く」というのを、最悪４回繰り返す必要があります。

詳細は省略しますが、他の金融機関と比較して格段に「めんどうくさい」というのは知っておいたほうが良いでしょう。

３．「預金・貯金」の相続を沼津市の専門家に任せたい場合

（１）司法書士は「預金・貯金」の相続にも対応

「預金・貯金」の相続を専門家に任せたいという方が増えています。
もちろん高齢化社会で「相続の件数（亡くなる方の数）」が増えている影響もありますが、それ以外にも、つぎのような理由があると考えています。

相続人のお住まいと、亡くなられた方の住んでいる場所が離れていて、手続きが大変。
相続人自身も高齢化して、複数の金融機関をまわって手続きをすることが負担。
平日は仕事で忙しいなど、相続手続きをできるだけ効率的に行いたい方が増加。

そうしたなかで「司法書士」が、預金・貯金の相続手続きの依頼先として選ばれています。

司法書士は「登記（不動産の相続）の専門家」として相続手続きに関与するケースが多かったのですが、最近では登記（不動産）だけではなく、預金・貯金の相続手続きのサポートもおこなっています。

（２）沼津市の「司法書士」を探すなら

沼津市にお住まいの方で、「預金・貯金」の相続手続きを司法書士に依頼したいのならば、お近くの沼津の司法書士に依頼するのが良いでしょう。

沼津市の司法書士を検索するのであれば、静岡県司法書士会のつぎのページが便利です。
市町を限定して、司法書士を検索することができます。

参考記事（外部リンク）

司法書士検索｜静岡県東部・中部・西部で司法書士をお探しなら静岡県司法書士会

静岡県で司法書士をお探しの方。地図やキーワードから検索できる、司法書士検索をお使いください。静岡県東部、静岡県中部、静岡県西部の司法書士を検索する事が出来ます。

tukasanet.jp

なお、相続手続きの対象となる金融機関が「沼津市外」にある場合にも、お近くの沼津の司法書士に依頼することをオススメします。

相続手続きを進めるにあたっては、ご依頼主と司法書士がやり取りする場面がでてきます。
そのときに気軽に連絡がとりあえる、必要に応じて面談で話ができるということは、お互いにとって大きなメリットがあります。
そして、手続きに慣れている司法書士であれば、遠方の金融機関でも効率的に手続きを進めることができるからです。